パンク修理可能範囲はどこまで?(乗用車、トラック)

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もし、ご自分の車のタイヤがパンクしてしまったらどうしますか?タイヤショップやガソリンスタンド等でパンク修理を依頼するという方が多いのではないでしょうか?そして、できれば安く済ませたいというのが本音でしょう。しかしタイヤにはパンク修理可能な場所と不可能な場所があるんです。最悪の場合は新しいタイヤへ交換が必要になるケースもあります。では、パンク修理できない場所とはどの部分なのか?また、なぜパンク修理ができないのか解説していきたいと思います。

上記の画像はタイヤの断面です。黄色い文字の部分(タイヤと路面が接する部分)はパンク修理可能、赤い文字の部分(タイヤの横の部分)は残念ながらパンク修理ができない場所となります。

なぜパンク修理ができないのか?

まず、簡単にタイヤの構造をお話しますと黄色い文字(パンク修理可能)のトレッドといわれる部分には分厚いゴムとその中に何層にもわたってスチール製のベルトが埋め込まれています。この部分には直接路面と接して車を支え、駆動、制動、操縦に耐えうるだけの強度を持たせてあります。それに対して赤い文字(パンク修理不可)のショルダー部、サイドウォール部といわれる部分はトレッドと比較すると比較的ゴムの部分が薄くスチールベルトも入っていません。カーカスと呼ばれるナイロンコードのみが埋め込まれています。この部分は路面からの衝撃を吸収する役目を担っているため柔軟性が必要でガチガチに補強するわけにもいきません。


つまり、タイヤのサイド(側面)部分は構造的にも弱く、走行中常に屈伸運動を繰り返しているためパンク修理剤が剥がれたり、傷が徐々に広がっていく恐れがあります。このような事情から多くのタイヤ販売店ではサイド部分の修理を行っておりません。当店でもサイド部分のパンク修理はお断りしております。

通常の走行ではサイド部分に釘等が刺さることはほぼないのですが縁石への乗り上げでサイドウォールを損傷してしまった場合やいたずらでサイドウォールに穴を開けられてしまった場合などはパンク修理不可になります。また、ごくまれにトレッドとサイドウォールの中間地点に釘が刺さってしまうケースもあります。こちらの場合も残念ながら修理不可となります。

いずれにしてもサイドウォールが損傷しているタイヤはバーストする危険性が高くなります。もしサイドウォールに損傷を発見したら早急に最寄りのタイヤ販売店等にご相談することを強くおすすめします。

宮城県仙台市でのタイヤ点検、タイヤ交換、パンク修理、ローテーション作業ならタイヤ専門店のタイヤショップミナトへお任せください。

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