トルクレンチ

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ホイール脱落事故防止のためにはホイールナットが適切なトルクで締め付けられていることが重要です。トルクが小さすぎればナットが緩み、トルクが大きすぎればボルトが折れてしまいます。今回はトルクレンチの使い方についておさらいしてみましょう。

上が乗用車用のトルクレンチ、下がトラック用のトルクレンチです。どちらもプリセット型です。大きさも重さも全然違います。

トルクレンチ(プリセット型)の下部は回転するようになっておりこちらを回すことによってトルクの設定をします。またトルクレンチ上部には回転方向の切り替えレバーがついており右回転左回転の切り替えを行います。

ナットにソケットが確実に差し込まれていることを確認してカチッという音が鳴るまでゆっくり締め付けます。ナットの回転方向についてはこちらを参考にしてください→https://tireshopminato.com/archives/823

トルク参考値(※詳細な規定トルク値は必ず取扱説明書で確認してください)

乗用車 90N.m~120N.m

小型、中型トラック 370N.m~490N.m

大型トラック 490N.m~660N.m

当店では車両総重量8トン以上のタイヤ交換、ローテーションの際はトルクレンチを使用して規定トルクでのナットの締め付けを行っております。脱落事故防止に必要なことは適切なトルク、増し締め、点検ハンマーによる点検です。確実な実施で事故を未然に防ぎましょう。



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