今回紹介する工具はISOホイールドローレバーです。
2010年以降に製造された大型車両の多くは新ISO方式を採用しております。この新ISOホイールはハブインローでホイールをセンタリングするためJIS方式のホイールと比較するとハブとホイールの隙間が少なく錆等で非常に固着しやすい構造となっております。経年劣化したホイールでは潤滑剤を塗布してもなかなかタイヤが外れてこないことがあります。そんな時このホイールドローレバーの登場です。
がっちりと固着しています…。軽い固着であれば潤滑剤を塗ってハンマーでたたけば外れるのですが今回は無理なようです。
まずはナットを2つボルトに取り付けます。軽くかかる程度でいいです。
ドローレバーのフックをホイールの飾り穴に引っ掛けて
反対側のプレートを先ほどつけた2つのナットにあてがいます。ナットを緩めたり締めたりしながら高さを合わせます。
あとはレバーを手前に引くとテコの原理でホイールが外れます
無事にホイールが外れました
大型トラックのタイヤ交換をしていると割と出くわすシチュエーションですがこのISOドローレバーがあれば簡単に取り外すことができます。2021年5月15日時点の情報ですがモノタロウさんでは税込み29000円ほどで販売しております。
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