ボルト交換なしでトラックにアルミホイールを装着する方法

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トラックにアルミホイールを装着するには車体側から出ているボルトをアルミ用に交換しなければなりません。詳しくはこちらhttps://tireshopminato.com/archives/390https://tireshopminato.com/archives/684をご覧ください。

ではスチールホイール用のボルトのままアルミホイールを装着する方法はないのでしょうか?答えはノーです。ISO方式かつ19.5インチ以上の一部の車両であればアルコアのARMSという専用のホイールとナットを使用してボルト交換なしでアルミホイールの装着が可能です。では通常のアルミホイールとARMSホイールは何が違うのか、長さが短いスチール用ボルトにどうやってアルミホイールを装着するのか解説していきたいと思います。

上からISO方式のスチール用ナット、真ん中がARMS専用フロントナット、下がARMS専用リアナットとなっております。ARMS専用ナットにはスリーブがついています。

通常のアルミホイールの取り付け穴は約25ミリ(ISO方式)

ARMSホイールの取り付け穴は約32ミリ

通常のISO方式のホイールとナットは上記のようにスリーブなしの平面座になっています。ホイールから突出した部分のみボルトとナットが噛みあう構造になっています。このためボルトが短い場合十分なナットの巻き数を確保できません。

それに対してARMSのホイールは取り付け穴が大きいため上記のようにスリーブナットが取り付け穴にスポッとはまります。

実際にARMSホイールを車体に取り付けるとこんな感じになります。ボルトとホイール取り付け穴の間に隙間があります。

車体側ボルトは短いままですがスリーブがボルトとホイール取り付け穴の隙間に食い込むように奥まで入っていくためナットの巻き数が確保できます。

ボルトの打ち替えに費用と時間がかかることからアルミホイール装着を諦めていた方でもこのARMSならその問題を解決できます。ただ、通常のホイールとARMSホイール、ARMSナットは互換性がないためスペアタイヤもARMSにするなど何らかの対策をしておかないといざというときにスペア脱着できないという事態が考えられることに注意が必要です。

こちらの情報は2022年5月13日現在のものとなります。


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