今回はトラック用ホイールナットの話をしたいと思います。
まずはこちらの画像をご覧ください。
左から新ISOホイールのナット、JISスチールホイールのリア用ナット、JISアルミホイールのリア用ナットになります。新ISOナットはフロントリア兼用でリアのダブルタイヤも一つのナットで共締めをします。それに対してJISはフロントはM24の専用ナット、リアはダブルタイヤの内側を画像下のインナーナット、外側を画像上のM30アウターナットでそれぞれ固定します。そして、新ISOはスチールアルミ兼用なのに対してJISはアルミホイール装着の際アルミ専用ナットの装着が必要になります。アルミホイールの厚みにあわせてインナーナットの長さがスチール用ナットよりも長くなっています(一番右)。新ISO、JISともに車体側ボルトの変更も併せて必要です。
そして、長さだけではありません。画像右のアルミ用ナットにはナットホールに食い込ませるスリーブがあるのに対して、画像左のスチール用ナットにはこのスリーブがありません。画像はリア用ナットですがフロント用ナットも同様です。
見づらいかもしれませんがボルトを真上から見ると一番右のアルミ用ボルトにはALの刻印が、スチール用ボルトにはSTの刻印があります。
2010年以降に製造された大型トラックはすべて新ISO方式を採用しているためJIS方式の車両は徐々に減ってきていますが、まだまだ市場にはJIS方式の車両も存在しております。以前当ブログで「トラックのアルミホイールについて」という投稿をしましたがJIS方式の車両はスチールからアルミに変更する際にボルトナットの変更が必要になる点に注意が必要です。正しい知識で適切な対応をお願いします。
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