タイヤのセリアル記号(製造番号)の見方

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タイヤのサイド部分にはタイヤメーカー名やブランド名もしくはタイヤサイズの他に上記のようなセリアル記号(製造番号)が刻印されています。こちらの文字列にはどのような情報が隠されているのでしょうか?解説していきたいと思います

製造年月日
まず、上記画像の5番から解説させていただきます。こちらはご存じの方も多いかもしれません、これはタイヤが製造された年(西暦)の下2桁を表しています。上記の画像ですと「23」つまり2023年に製造されたタイヤということがわかります。そして、4番はタイヤが製造された週を表しています。上記の例ですと「28」つまり1月からカウントして28週目(7月頃)に製造されたタイヤということがわかります

設計コード
3番は設計コードと呼ばれタイヤメーカーが独自に設定することができる記号となります。省略されるケースもあるみたいです。正直、消費者側にとってはあまり意味がありません

サイズコード
2番はサイズコードと呼ばれるものでタイヤサイズごとに固有の記号が割り当てられています。上記画像は155/65R14というサイズのものですが「8V」と表記されています。つまり、155/65R14というサイズのタイヤであれば生産国やメーカーを問わず必ずここが「8V」という表記になっているはずです

プラントコード(工場コード)
1番はプラントコードと呼ばれタイヤ工場ごとに固有の記号が割り当てられています。つまりここの記号を見ればどこの工場で造られたタイヤなのかがわかります。上記画像では「FC」と記載されていますが「FC」は横浜ゴムの三島工場(日本)を表しています。国内メーカーの主なプラントコードは以下通りです。
CW Toyo Tire Itami, Japan
CX Toyo Tire Sendai (Miyagi), Japan
EH Bridgestone Kurume, Japan
EJ Bridgestone Tosu, Japan
EK Bridgestone Amagi, Japan
EL Bridgestone Hikone, Japan
EM Bridgestone Tokyo, Japan
EN Bridgestone Nasu Japan
EP Bridgestone Tochigi, Japan
ET Sumitomo Kobe, Japan
EU Sumitomo Nagoya, Japan
FA Yokohama Hiratsuka, Japan
FB Yokohama Mie, Japan
FC Yokohama Mishima, Japan
FD Yokohama Shinsiro, Japan
H4 Bridgestone Hofu, Japan
N3 Toyo Tire Kuwana, Japan
PW Toyo Hyogo, Itami, Japan
U2 Sumitomo Shirakawa, Japan
VW Sumitomo Izumi-ohtsu, Japan
V4 Sumitomo Miyazaki, Japan
1D Bridgestone Shimonoseki, Japan
8Z Yokohama Onomichi, Japan

既に閉鎖となっている工場も含まれていますが日本国内の工場はこんなところでしょう。もちろん国内各メーカーは海外にも工場を持っていますので海外で製造されたタイヤに関しては上記以外の記号が刻印されています

以上、セリアル記号(製造番号)の見方でした


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