リング式タイヤ交換

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今週は750R16-14のリング式(チューブ入りタイヤ)の交換をしたので作業の様子を公開します。(注意:この交換方法はあくまで参考資料としてご覧ください。リング式のタイヤ交換は大変危険が伴います。熟練の技術者以外は絶対に作業を行わないでください。)


ジャッキアップを行い

インパクトレンチでタイヤを外し

エアーを抜きます

タイヤとホイールリングの間にアングルを差し込み

上からハンマーで叩いてビードを落とします(ぐるっと1週)


ビードが完全に落ちたら、リングの隙間にレバーを差し込んで押し込むと

リングの端にレバーを引っかける場所が現れます(矢印の部分)

ここにもう一本レバーを引っかけて

反対側に起こすようにリングを上に持ち上げます

2本のレバーで完全にリングを外します

裏側のビードが落ちていないときは反対側もアングルとハンマーでビードを落とします


あとはバルブ側を下にしてホイールを足で押し出せばホイールが外れます

バルブの部分が引っかかってぬけないときは矢印の方向にバルブを押しこみます

チューブフラップを引っこ抜いてバラシは終わりです

つづいて組み込み作業です

タイヤにチューブとフラップを入れて

すこしエアーを入れてあげると形が整います

バルブをホイールのバルブ穴に入れて

タイヤの手前側をもちあげて前に押し出すとストンとタイヤがホイールにはまります。この時フラップがはみ出てしまうことがあるのでレバーで押し込みます

フラップが完全にタイヤの中に入ったのを確認したら、リングをハンマーで叩いてはめていきます(Aの部分をしっかり足で押さえながら矢印の方向へすこしづつハンマーを叩いてリングをはめていきます)

完全にリングがはまっているかよく確認します(※ここがちゃんとはまっていないとエアー充填中に勢いよくリングが飛んできます。”リングホイール死亡事故”で検索するとたくさんの死亡事例が出てきます。しっかり確認することが重要です)

バルブコアをいれてエアーを入れます。今回は自動エアー充電装置を使用しタイヤとの距離を十分とった上でエアー充電をしておりますが、できれば安全囲いの中にいれてエアーをいれます。

車両に取り付けて作業完了です

最近ではほとんど見かけなくなったリング式ホイールですが今から30年前ぐらいまではトラック用タイヤの主流はリング式でした。その当時のタイヤ交換は本当に重労働であり大変危険が伴う作業だったんだなとあらためて思いました。

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