プロが実際に使ってみた工具レビュー:ビードヘルパー編

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今回は扁平タイヤを組付けする際にあると便利なビードヘルパーについてレビューしてみたいと思います。

最新のタイヤチェンジャーには上記の画像のようなサポートアームがついており扁平タイヤやランフラットタイヤなど組替作業が厄介なタイヤでも難なくタイヤ交換が可能です。しかし、安価なタイヤチェンジャーや旧式のタイヤチェンジャーにはこのサポートアームがついていないこともあります。

そんなときこのビードヘルパーが活躍します。

なぜビードヘルパーが必要なのか?

扁平率が小さいタイヤはタイヤを組付ける際、チェンジャーアームの右側のビードがドロップを超えるように浮き上がってきます。ビードがドロップ内に収まっていない状態で無理にターンテーブルを回してしまうと最悪の場合ビードを破損してしまいます。

どうすればビードの破損を回避できるのか?

対策1:サポートアームを使う

上記の画像のようにサポートアームがあれば浮き上がってきた部分をサポートアームで押さえビードをドロップ内に保持します。

対策2:タイヤレバーを2本使う

上記の画像のように浮き上がってきた部分にもう1本タイヤレバーを噛ましてドロップ内にタイヤを保持した状態でターンテーブルを回します。しかし、無理な体勢の上、タイヤによっては相当の力を要する場合があります。2人ががりで作業をする場合もあります。

対策3:ビードヘルパーを使う

上記の画像のようにビードヘルパーを1つ噛ました状態でターンテーブルを回し始めます。タイヤの浮き上がりが始まったらタイヤレバーで浮き上がった部分をドロップ内に落とし込みます。

必要に応じてビードヘルパーを追加してビードがドロップ内に収まる状態を維持します。ビードヘルパーがアーム左側まで来たら取り外すことを忘れずに。

まとめ


良い点:安価。ナイロン製のためホイールに傷がつくことは少ない。筆者が購入したものは耐久性も十分。

良くない点:ホイールの形状によってはかなりの勢いで外れることがある。ロープなどをつけて体などに当たらないように対策は必要。

総合評価:90点。サポートアームがあったとしても使用することがある。コストパフォーマンスにも優れるため扁平タイヤの入替作業が多いショップや扁平タイヤユーザーでDIY作業をする人なら持っておいて損はない。

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