大型トラックのホイールは消耗品です

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大型トラックのホイールは板厚が10ミリ~20ミリほどあります。いかにも丈夫で永久に使用できそうな見た目ですが実際はそうではありません。ホイールに発生した小さなクラックを放置していると次第にクラックが成長して最悪の場合脱輪等の大事故につながる場合もあります。


タイヤホイールは直接地面に接する唯一の部品であり4~12本ほどの車輪で車両重量のすべてを支えています。また、トラックは乗用車に比べて積載量も多く走行距離も長いためタイヤホイールへの負荷が非常に高くなります。もちろんホイールメーカーは十分な強度でホイールを製造しておりますが金属材料である以上、金属疲労は避けて通れません。タイヤほど交換頻度が高くないため見落とされがちですがホイールも消耗品だということを忘れないようにしましょう。

実際に当店で取り扱ったホイール割れの例を挙げると

ISO方式であっても割れが発生していたり

アルミホイールに比べてスチールホイールのほうが割れにくいということもありません

これらの車両に共通しているのは走行距離が長いもしくは装着しているホイールが古いという点です。

ホイールは一気に割れることはありません。走行中の異音や小さなクラックなど必ず前兆があります。走行距離が長い車両や古いホイールを装着している車両のドライバー様は日常点検の際ホイールも注意深く観察してあげてください。小さな気づきが大きな事故を未然に防ぎます。

ちなみにトラック用のホイールは修理ができません。残念ながらホイール割れが発生してしまうと新品のホイールに交換する以外の方法はありません。溶接等の加工は強度が低下しますので絶対に行わないでください。

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